イランの社交辞令!? ターロフとは①
こんにちは!
今日は、イランのターロフについて紹介しようと思います!
ターロフとは、簡単に、かつ日本人にわかりやすく表現するならば、
社交辞令 とか 気遣い とか 遠慮 を引っ括めたようなものです。
ただこのターロフ、イラン独自の文化なので、
お隣の国であるトルコの人でも、ターロフについて完全には分からないのだとか。
それに、ターロフはとっても奥が深いので(ターロフのことだけで本が書けちゃうくらい!)
イランに10日間だけしか居なかった私には説明しきれない部分もあるのですが、わかる限りのことをお伝えしていこうと思います。
では、私がイランに行って実際に遭遇したターロフの例を2つ紹介しますね!
まず1つ目は、ラーヒージャンのとあるお茶屋さんでのこと。
私たち、イランの紅茶が好きすぎるあまり、ラーヒージャンで紅茶を
爆買い(?)したんです。(私は1人で1キロ買いました。ちなみに全部自分用です。)
それはさておき、
紅茶の代金を渡そうとした時、お店のお兄さんがペルシャ語で何か言ってきたんです。
私はペルシャ語が分からないので、??ってなったのですが、引率の先生によると
「そのようなお金をいただく訳にはいきません」というようなことを言っていたようで‥
そう、このセリフこそがターロフなのです!
もちろん、「ハーへシュミコナム」(ペルシャ語でどういたしまして の意。)と言って、お金を払いました。
2つ目は、ザバーレという小さな村に行ったときのこと。
ザバーレでは地元の方々が案内をしてくださったのですが、案内の終わる頃、1人の女性が別れ際にこう言いました。
「私の家に来ませんか?」
実はこれもターロフなんです。
(なので、引率の先生が丁寧にお断りしていました。)
②に続く